犬の病気サインはコレ!「いつ病院へ行くべき?」を異変ごとに徹底解説
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犬は人のように「痛い」「気持ち悪い」と言えないため、飼い主が“いつもと違うサイン”に気づけるかどうかが、早期発見の鍵になります。
とくに 食欲低下・下痢・嘔吐・元気がない といった「よくある異変」ほど、“様子を見るべきか、病院へ行くべきか” の判断に迷いやすいもの。
本記事では、
「ちょっとした異変で病院へ行くべきかわからない不安」
を解消するために、病気サインの見分け方+受診すべき基準 をわかりやすくまとめました。
目次
まず揃えるべき!犬の体調不良に“早く気づける”必須アイテム3選
ペットカメラ

犬の初期症状は、「いつ起きたか」「どれくらい続いたか」が診断の重要ポイントです。
しかし仕事・買い物・外出があると、留守中の異変を見逃しやすいのが現実。
ペットカメラなら…
- 嘔吐・下痢した瞬間がわかる
- 発作・震え・落ち込みなどの異常行動も確認できる
- 夜中の体調悪化にも気づける
- 動物病院にも動画ごと共有できる
早期発見率が圧倒的に上がるアイテムです。
スマート温湿度計

実は、体調不良の多くは温度差・乾燥・湿度不足 が引き金になります。
スマート温湿度計があれば…
- 外出先から室温確認ができる
- エアコンのつけっぱなしが不安な人も安心
- 下痢・食欲不振の予防に直結
特に子犬・シニア犬は環境変化に弱いので、大幅に安定します。
消化器サポートフード

犬が体調を崩したとき、「いつものフードだと食べない問題」が必ず起きます。
そんなときに“食べやすい予備フード”があると、脱水・低血糖のリスクを大きく減らせます。
- 胃腸に優しい
- 吐き気があっても食べやすい
- 回復期に最も使える
常備しておくと安心度が段違いです。
犬の病気サインに気づくためのチェックリスト
食欲がない(12時間以上続く)
- 半日食べない → 軽度の不調
- 丸1日食べない → 受診推奨
- “食べたいのに食べられない” は緊急度高め(口の痛み・胃腸炎など)
下痢・軟便が続く
- 1回だけ → 様子見OK
- 半日以上続く、血が混じる → 受診
- 子犬・シニアは脱水が早いので注意
嘔吐(泡・黄色い液)
- 透明〜白い泡 → 胃酸過多、逆流
- 黄色の液(胆汁) → 空腹時間が長いサイン
- 食べた直後に吐く → 食道の異常・誤飲の可能性
- 「繰り返す嘔吐」は腸閉塞の疑い → すぐ受診
- 吐いたあと元気がない → 脱水・感染症の可能性
- 血が混ざる嘔吐 → 胃潰瘍・中毒の可能性
- 嘔吐+下痢 → ウイルス・細菌感染の可能性
元気がない・寝てばかり
- 寝る時間が急に増えた → 病気の初期サイン
- 散歩に行きたがらない → 痛み・発熱・倦怠感の可能性
- 食欲が落ちる → 胃腸炎・内臓疾患の可能性
- 遊びへの反応が鈍くなる → 精神的ストレスの可能性
- 触ると嫌がる箇所がある → 関節炎・腹痛・ケガ
- 水をやたら飲む → 糖尿病・腎臓病の初期サイン
- 逆に水を全く飲まない → 脱水・病気進行の可能性
- 呼吸が荒い+元気がない → 心臓・呼吸器系のトラブル
呼吸が荒い・ゼーゼー音がする
- 安静時でも呼吸が早い → 異常(毎分40回以上は危険)
- ゼーゼー・ヒューヒュー音 → 気管・肺の異常
- 寝ていても胸が大きく上下する → 呼吸困難のサイン
- 咳が続く → 気管虚脱や心臓病の可能性
- 首を伸ばして呼吸する → 上気道閉塞(緊急性あり)
- 舌が青紫(チアノーゼ)→ すぐ受診レベル
- 気温上昇時の荒い呼吸 → 熱中症の可能性
- 呼吸+ぐったり → 中毒・急性疾患の疑い
目・耳・鼻の異変(涙、耳臭、鼻水)
目の異常
- 涙が止まらない → アレルギー・異物
- 白〜黄色の目ヤニ → 感染症の可能性
- 片目だけ涙 → 異物・傷が入っている
- 充血している → 結膜炎・角膜炎
- 光を眩しがる → 目の痛み
- 目をこすり続ける → アレルギーや角膜トラブル
- 目の表面が白く曇る → 白内障・角膜浮腫の可能性
耳の異常
- 酸っぱい・甘いにおいがする → 外耳炎の典型
- 赤い・腫れている → 感染症かアレルギー
- 黒い耳垢 → 耳ダニの可能性
- ベタベタした耳垢 → マラセチア感染
- 頭を振る・耳をかく → 耳の痛み
- 片側だけ異常 → 物理的な傷や異物の可能性
鼻の異常
- 透明な鼻水が続く → アレルギー
- 黄色・白い鼻水 → 細菌感染
- くしゃみ連発 → 異物・風邪
- 片鼻だけ詰まる → 腫瘍や歯の炎症による影響
- 鼻血 → 外傷・腫瘍の可能性(早急に受診)
いつ病院へ行く?迷ったときの判断基準

犬は体調不良を隠す動物のため、“迷ったら早めに受診”が基本 ですが、とくに以下の条件に当てはまる場合は、すぐに動物病院へ行くべきサインです。
48時間以上、症状が続く(または悪化する)
- 元気がない、食欲がない
- 目・耳・鼻の分泌物が続く
- ゼーゼー呼吸が治らない
2日以上続く症状は、自然に治る可能性が低いです。
いつもと違う行動が複数みられる
1つだけの軽い異変は様子見で良い場合もありますが、複数のサインが同時に出ている場合は要注意。
例:
- 寝てばかり + 食欲低下
- くしゃみ連発 + 鼻水の色が変
- 呼吸が荒い + 散歩を嫌がる
痛みを示すサインがある
- 身体の一部を触ると嫌がる
- 歩き方が不自然
- 急に抱っこを嫌がる
- 震えが止まらない
痛みは放置すると悪化しやすく、緊急度が高い症例が多いです。
突然の症状・急変が見られる
以下は当日受診レベルです
- 嘔吐を繰り返す(3回以上)
- 倒れる/ぐったりする
- 青っぽい舌・歯茎(チアノーゼ)
- 目の腫れが急に悪化
- 鼻血・耳血が止まらない
早期治療で命に関わるケースを回避できます。
持病がある犬・シニア犬は“軽い症状”でも要受診
- 心臓病
- 呼吸器疾患
- アレルギー体質
- 高齢犬(7歳以上)
これらの犬は、軽い症状でも重症化しやすいため、普段より慎重な判断が必要です。
まとめ|迷ったときは「3つの質問」で判断

以下のどれか1つでも当てはまっているなら受診推奨です。
- 症状は昨日より悪化していますか?
- 食べる/飲む/歩くなど、生活に支障が出ていますか?
- 飼い主視点で“いつもと違う”と感じますか?
「違和感」は大事なシグナルです!
犬の病気サインは、異変に“どれだけ早く気づけるか”がすべてです。
そのためには
といった“気づく力を補うアイテム”があるだけで、病気の早期発見率が大きく変わります。
日常のモニタリング+病気サインの理解 で確実に減らすことができます。