犬の食事量がわからない|適正グラムの決め方と“食べない・下痢”の時に役立つおすすめ商品
犬の食事量が合っていないと、下痢・軟便・食欲ムラ・食べない・吐き戻し などの不調が起こりやすくなります。
とくに飼い主が判断しづらいのは、
- ちょっと元気がない
- いつもより食べない
- 軟便が続くけど病院へ行くほど?
といった “軽い体調の変化”。
実はこうした症状の多くは食事量のズレ or 消化トラブル が原因で起こることが多く、適切なグラム管理を行うだけで改善するケースが非常に多いです。
そこでまずは、食事量の悩みが出た時に“すぐ効果を実感しやすい”改善アイテム を紹介します。

目次
食事量トラブルを改善する3つの必須アイテム
消化ケアフード

食事量の悩みの約半分は “消化が追いついていない” ことが原因です。
そのため獣医師も「まずは消化ケアフードへ切り替えて様子を見る」ことを推奨します。
消化ケアフードのメリット
- お腹に負担が少ない
- 食べムラ改善効果が高い
- 軟便やゆるい便が落ち着きやすい
- 初期の体調不良時も使いやすい
軽い不調と食事量の迷いが同時にあるとき、最も改善率が高い対策です。
フード計量スケール(最も確実に“適正グラム”を作る道具)

食事量が合っていない=不調の原因。
この問題をすぐに解決するのが「毎食のグラムを正確に計る」 ことです。
計量スケールのメリット
- 食べ過ぎ・食べなさすぎを防げる
- 毎日の変化に気づきやすくなる
- 食事管理の記録が獣医相談で役立つ
- ダイエット成功率が上がる
“目分量”は体調不良を起こしやすく、特に小型犬は1回あたり5〜10gでも影響が大きいので必須アイテムです。
腸内ケアサプリ(急な軟便・食欲不振に最も効くサポート)

子犬・シニア・環境変化に弱い子は、腸内環境の乱れ → 食欲不振 → 下痢のループに入りやすいです。
腸ケアサプリはそのループを止めるのに最適。
腸ケアサプリのメリット
- 軽い下痢や軟便を整えやすい
- ストレス由来の食べムラ改善
- フード切り替え時の不調予防
- 子犬・シニア犬にも使いやすい
「食べない+軟便」で迷ったら、まず試す価値があります。
犬の食事量(グラム)はどう決める?【3つの指標で判断】
犬の食事量は、
①体重
②ライフステージ
③運動量
の3つで決まります。
間違えやすいのが「パッケージの表をそのまま信じること」。
あれはあくまで “目安” で、犬の性格・活動量・気温で必要量は大きく変わります。
体重 × カロリー計算で求める(最も正確)
必要カロリーの基本式は以下。
必要カロリー(1日)= 体重kg × 30 + 70
例:4kgの犬
→ 4×30+70=190kcal
後は食べているフードの100gあたりのカロリーで割れば “1日のグラム量” が出ます。
子犬・成犬・シニアで必要量が変わる
- 子犬(〜1歳) → 成犬の1.5〜2倍
- 成犬 → 体重維持が中心
- シニア → 運動量が減るためやや少なめ
ただしシニアでも、食べなさすぎは逆に不調のサイン になるため注意が必要です。
生活スタイルによって必要量が上下する
以下の要因で簡単に10〜20%変わります:
- 散歩量が多い/少ない
- 寒い季節(冬は必要量UP)
- 留守番が長く運動量が少ない
- おやつの量が多い
だからこそ、毎日“同じグラム”を与えるより、犬の状態を見ながら微調整することが大切です。
こんな時は注意!食事量が合っていないサイン

軽い不調は“飼い主が見逃しやすい”ため、ここは重要ポイントです!
軟便・下痢が続く
“たまたま” ではなく、消化が追いついていない or 食事量が多い サインのことが多いです。
食べムラ・残す・食いつきが落ちる
- グラムが多い
- フードが合っていない
- 昨日のおやつが多すぎた
など、日常の小さなズレが原因になります。
お腹がなっている・朝食べない
意外と多いのが夜ごはんの量が多すぎるケース。
胃もたれ → 朝食べない → 食欲ムラのループに陥りやすいです。
体重が急に増えた・減った
食事量の調整が必要なサインで、特に減る場合は、病気の予兆の可能性もあるため慎重に観察しましょう。
正しい食事量に近づけるための“3つの調整ステップ”

まずは1週間、毎食のグラムを正確に計る
これをするだけで多くの不調が改善します。
人間の「目分量」は誤差が大きく、10〜20gずれている家庭は非常に多いです。
うんちの状態を基準に微調整する
最も正確なのは うんちの状態 です。
- ちょい軟便 → グラムを5〜10g減
- 便が硬い → 少し増やす
- 朝食べない → 前日の夜を減らす
こうした微調整でベスト量が見つかります。
活動量に合わせて “日単位で調整” する
- 散歩時間が短い日 → 少し減らす
- 長めに遊んだ日 → やや増やす
など、1日の運動量が違うのに“ずっと同じ量” なのは犬にとって不自然です。
「固定量」→「日ごとに微調整」 に変えるだけで不調は大きく減ります。
子犬・シニアで特に気をつけたいポイント
子犬(〜1歳)
- 消化力がまだ弱い
- 必要カロリーが非常に高い
- 食べムラが出やすい
特に子犬は下痢になりやすい=食事量管理が甘いとすぐ不調 に繋がるため、計量は必須です。
シニア(7歳〜)
- 基礎代謝が下がる
- 食べすぎ → 太る → 足腰悪化のループ
- 食べなさすぎ → 筋肉量低下の原因
“食べすぎも食べなさすぎも危険”なので、体重と便の変化には特に敏感でいたい時期です。
病院に行くべき「危険サイン」
以下の症状が出たら、食事量ではなく 病気が原因の可能性 があります。
- 2日以上続く下痢・嘔吐
- 極端に食欲がない
- 急に元気がなくなる
- 血便・黒い便
- 体重が短期間で大きく減る
食事量の調整で様子を見るのは 軽い不調まで。
迷ったら早めに獣医に相談をしてください!
まとめ

犬の軽い不調の多くは食事量のズレ × 消化トラブル が原因。
しかし逆に言えば——
食事量を“正しく計る習慣”をつけるだけで、体調は驚くほど安定します。
・毎食のグラムを計る
・便の状態で微調整する
・「今日はよく動いた?」という視点を持つ
この3つさえできれば、あなたの愛犬は毎日をより快適に過ごせるようになります。
不調を未然に防ぎ、“健康な未来をつくるのは今日の食事管理”。
犬の健康づくりの第一歩として、今日から正しい食事量を一緒に習慣化していきましょう。