
インタビュー
「愛犬との『特別な時間』を形にする場所:ドッグフレンドリー施設HOT DOG TOWN Ariake、オーナー伊藤さんの想いと未来のビジョン」
愛犬とのおでかけが、もっと特別でスタイリッシュな時間になる──そんな想いを実現するドッグウェアブランド「INUS」(イヌス)
ファッション性の高さで他と一線を画すデザインは、散歩だけでなく、お出かけやイベントでも着たくなる魅力に溢れています。
今回は、「犬と飼い主がお揃いで楽しめるファッション」をテーマに掲げるINUSの青木さん、福島さんにインタビュー!
ブランド誕生の背景やこだわり、そして愛犬家たちへのメッセージに迫ります。
目次
POP UPなどでお二人と直接お話したことがある方もいると思います。お二人がどんなライフスタイルを送っているのか、創り上げる世界観から気になる方が多いと思うので、ぜひ、お二人の自己紹介からお願いします。
普段はフリーランスで空間デザインやイベント企画運営をしていて、愛犬のトイプードルと暮らしています。
私もフリーランスとしてPRや撮影ディレクションをしています。愛犬はトイプードルとマルプーです。
お二人とも愛犬とのライフスタイルを送っているのですね。そんなお二人のブランド名「INUS」にはどんな想いが込められていますか?
「INUS=DRESS FOR INU+US」で、「犬とわたしたち」が一緒にファッションを楽しめるように。という意味を込めて「INUS」というブランド名にしました。INUSのお洋服を着ることで気分が上がる、一緒にINUSのお洋服を着てどこにでかけようかな。など、愛犬と愛犬家とのライフスタイルがさらに楽しくなるようにという想いを込めています。
お二人ともわんちゃんと暮らしている愛犬家なのですね。ペット業界ではお仕事されてきていないお二人がINUSを立ち上げたのは何かきっかけがありましたか?
わんちゃんのブランドには可愛らしい雰囲気のものが多いなと市場を見ていて感じており、私たち自身が愛犬に着せたいと思えるウェアが少なかった。
もっと装飾を削ぎ落とし、ワンちゃんに負担がなく、且つ洗練されたデザインのウェアやグッズがあったら良いなと思ったことがきっかけです。
二人ともアパレル業界にいた経験を活かしたら、自分たちも悩んでいる愛犬のファンション事情を変えていけるのではと思っています。
なるほど。私もどちらかと言うと普段シックな色味の服が多いので、INUSのようなありそうでなかったカラーやパターンのドッグウェアはすごくタイプで、すぐ目を惹きました。
お二人が愛犬家だからこそ生まれたブランドだとわかりましたが、他にも拘っているポイントはありますか?
INUSはおしゃれに敏感で質にまで拘っている愛犬家とその愛犬たちに届けていきたいと思っています。
自分のお洋服と同じように、愛犬とのおしゃれも楽しみたい、且つ着せやすさや素材、商品自体のクオリティなど、質にまで洗練されたものを選びたいという方に手にとっていただけるよう、細部まで拘ってものづくりをしています。
もちろん、犬の服は犬のために着せるけど、それが飼い主さんのためにもなるような商品になるように心掛けています。愛犬とお揃いというコンセプトのブランドは他にもあるけど、わんちゃん目線で作られることが多い。そんな中、私たちは「わんちゃんも飼い主も両方が」という目線で商品を作っています。
フードでも聞くように服も人間の目線で見てもおしゃれでいいものつまり、「ヒューマンクオリティ」を目指しています。
犬と楽しめるブランドは確かに増えてきているけど、ペアルックはなかなか挑戦できないなと思うこともありました。
ペアルックで着れるアイテムは犬目線で作られているものが多く、自分たちがペアルックで着たいと思うアイテムがなかなかないなと思っていました。INUSのお洋服は、人間のお洋服の色味や素材、デザインをワンちゃんのお洋服に落とし込んで作っているので、ペアルックでも挑戦しやすいと感じていただけるかと思います。
わんちゃんと暮らしていない方で、自分用に商品を手に取ってくれるお客様もいらっしゃるので、とても嬉しいです。
私たちも着たくなるデザイン性があるドッグブランドってなかなかないですよね。
無駄な装飾はなるべく削ぎ落とし、ひとつひとつの商品の素材やディティールに拘ることで、ミニマルなデザイン性を追求しています。そうすることで他のドッグウェアブランドとの差別化にもなり、INUSを手にとっていただけることに繋がっていると感じています。
リードも、重くなる金具を最小限にできるデザインを考えました。紐の結び方もヨットで使用する結び方を採用し、スマートで強度のある結び目を完成させました。
リードも首輪も全て手作業で、工房さんで1点1点丁寧に制作していただいています。首輪はイタリアンレザーで、裏も綺麗に鞣しが施されているので一枚皮で制作しました。ステッチもなく、一枚皮で作っているからこそ出せるスタイリッシュさを実現しました。
INUSのウェアが生み出す洗練された雰囲気はお二人の経験とこだわりから生まれていることがだんだんわかってきたのですが、そこまでの想いを商品にしていくのは大変だったのではないですか?
素材にも縫製にも拘っているので、制作を途中で中断されてしまうこともありました。縫い目が裏にも表にも出ないようにしたり、縫い代は特に細かいところまでチェックして何度も修正をかけました。
それこそマハロ(入江愛犬)がきているウェアは、二重仕立てで裏に一切縫い目が出ていないところもこだわりです。
そこのこだわりをなかなか形にしてくれる工場が見つからなくて最初はとても大変でした。
ドッグウェアはサイズが小さいから、腕の部分など細かいところまで手間のかかる縫製をしてくれる工場が見つかりませんでした。
今、お願いしている工房さん、事業者さんは私たちの話を細かいところまで聞いてくれて、一緒に丁寧に商品を作り上げてくれるので、心から感謝しています。
着せやすいな、おしゃれだなとは、もちろん思っていましたが、表面上だけではわからないところまでよく考えて、工夫されているからこそ、手にとった私たちが特別感を感じることができるんだと納得しました。
HPの撮影なども一から全部二人でやっているのでアパレル業界にいた頃とは比べ物にならないくらい大変です。
でもそこが私たちの強みなので拘っています。人に依頼することもできるけど、やはり少しずつ表現したいものにズレが生じてくるので、自分たちでやるからこそブランドの世界観をブレる事なく表現でき、しっかりと伝えることができるというのもINUSの強みだと思っています。
それがもっと多くの人にINUSを届けていくことに繋がると考えています。
犬とお揃いで楽しめるブランドはまだ数少ないと思います。一飼い主としてINUSを手に取ることは愛犬との「特別な時間」を作り出すことにも繋がると感じているのですが、お二人が考えるINUSだから叶えられる愛犬との時間はありますか?
INUSを手に取ることで普段のお散歩がさらにわくわくするものになる、わんちゃんとの特別な時間を生み出していくブランドになっていきたいです。
最後にINUSとして今後、どのような体験や満足感、ライフスタイルを提供したいと考えていますか?
身体が大きい子にも着せたい、という声を多くいただくので、今後はサイズ展開のバリエーションも増やしていきたいと思っています。
さらに、ブランドとしては、ライフスタイルブランドとしてアイテムを増やしていきたいです。
また、INUSは服が苦手な子も着れているという声も聞くのでお洋服が苦手な子、まだ着せたことない子にもおすすめしたいです。
わんちゃんは服を着て喜んでいるかはわからないけど笑、飼い主さんが嬉しい、喜ぶと自分も嬉しいと思うから、家族として楽しめる時間を増やしていくサポートをこれからしていきたいと思います。
【ブランド情報】
INUS
DRESS for INU+US
私たちが洋服を選ぶように、愛犬もコーディネートを楽しめたら。
毎日の散歩も、お揃いのファッションで出かけられたら。
大好きな家族と過ごす時間は、もっと豊かで幸せになるはず。
INUSはそんな想いから生まれた、愛犬と愛犬家のためのブランドです。
人間はもちろん、愛犬の肌にも触れるものだから、
着心地が良く、安心して身につけられるような配慮を。
そして一緒に着たくなる、洗練されたデザイン性を。
すべてのINUが、抱えきれないほどの愛を受けられるように。
愛を込めてひとつひとつのプロダクトを紡いでいく、私たちINUSです。
【企業情報】
会社名
CHAL株式会社
所在地
〒150-0012
東京都渋谷区広尾5丁目4-16 EAT PLAY WORKS 3F