【冬の風物詩】見ているだけで幸せ。「猫団子」ができる理由と鑑賞のススメ
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寒さが厳しくなると見られるようになる、猫たちの愛らしい姿「猫団子」。 複数の猫が身を寄せ合ってまん丸になっている姿は、冬だけに見られる特別な光景です。
今回は、なぜ猫たちは団子になるのか?どんな猫たちがくっつくのか?など、知ればもっと愛おしくなる「猫団子」の秘密についてご紹介します。
目次
なぜ猫は「団子」になるの? 3つの理由

猫たちがくっつくのには、本能的な理由と心理的な理由の両方があります。
寒さを防ぐため(暖を取る)
一番の理由はシンプルに「寒いから」です。 猫の平熱は38度〜39度と人間より高めですが、寒さは苦手。体を密着させることでお互いの体温を分け合い、表面積を減らして熱が逃げるのを防いでいます。まさに天然のストーブですね。
安心感を得るため
野生の本能として、背後は敵に襲われやすい死角となります。信頼できる仲間と背中やお尻をくっつけ合うことで、死角をなくし、安心して眠ることができるのです。
信頼の証
猫同士が体を舐め合う「アログルーミング」の延長で、そのままくっついて寝てしまうこともあります。これは「大好きだよ」「仲間だよ」という愛情表現のひとつ。猫団子は、猫同士の仲の良さのバロメーターでもあります。
どんな猫でも団子になるの?「猫団子」しやすい猫の特徴

多頭飼いをしていても、必ずしも猫団子が見られるわけではありません。猫団子ができやすい関係性には特徴があります。
- 兄弟・親子関係 : 幼い頃から一緒に育った兄弟や親子は、警戒心がなく最も団子になりやすい関係です。
- 子猫 : 体温調節がまだ苦手な子猫たちは、本能的に兄弟同士で固まる習性があります。
- 去勢・避妊済みで性格が穏やかな猫 : 縄張り意識が比較的薄くなるため、他の猫を受け入れやすくなります。
【注意】無理強いはNG! 相性が良くない猫同士や、パーソナルスペースを大切にする「一匹狼タイプ」の猫もいます。人間が無理にくっつけようとするのはストレスになるので、自然にできるのを待ちましょう。
幸せの塊を見に行こう!「猫団子」が見える場所

自宅に猫がいなくても、あるいは一匹飼いの方でも、猫団子を鑑賞できるスポットがあります。
多頭飼育のお宅(SNS含む)
やはり一番は多頭飼いの家庭内です。もしご自宅で見られない場合は、InstagramやX(旧Twitter)で「#猫団子」「#猫団子鑑賞」などのハッシュタグを検索してみてください。世界中の幸せな団子が見放題です。
猫カフェ
冬場の猫カフェは、猫団子の名所です。特に窓際の日の当たる場所や、ホットカーペットの上は狙い目。開店直後のまだ眠い時間帯や、夕方のまったりタイムに行くと、大きな団子(巨大化して「猫ピラミッド」になっていることも!)に遭遇できるかもしれません。
猫島(地域猫の多いエリア)
宮城県の田代島や、愛媛県の青島など、いわゆる「猫島」と呼ばれる場所では、寒い日に地域猫たちが集まって暖を取る姿が見られます。漁港の発泡スチロールの中や、防波堤の影などで団子になっている姿は、逞しくも愛らしい光景です。
まとめ
仲間の背中にあごを乗せたり、お互いの体温に包まれて幸せそうに目を細めたり。 寒さという厳しい環境だからこそ見られる「猫団子」は、まさに猫同士の絆の形そのものです!!
寄り添う猫たちの姿は、見ている私たちにも陽だまりのような幸福感を分けてくれます♬
ぜひこの冬は、心まで温めてくれる猫たちの姿にそっと癒やされてみてください!!