【犬の爪切り】嫌がる子でも大丈夫!失敗しない切り方のコツ
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愛犬が爪切りを見ただけで逃げ出したり、暴れて全然切らせてくれない…とお悩みではありませんか?
毎回トリミングサロンや動物病院にお願いするのも一つの手です。
しかし、行くたびに愛犬が震えてしまったり、予約の手間や費用がかさむのも事実ですよね。
「できれば自宅でリラックスしてケアしてあげたい」と思うのが親心でしょう。
実は、この記事で紹介する「保定(おさえ方)のコツ」と「初心者向けの正しい道具」を使えば、あれほど「爪切りを嫌がる」と抵抗していた子でも、驚くほどスムーズに切れるようになります。
なぜなら、私自身もかつては深爪させてしまいトラウマになりましたが、道具と手順をガラッと変えてからは、愛犬も恐怖心を感じずに切らせてくれるようになったからです。
結論として、まずは「道具」を見直すだけで難易度が劇的に下がります。
初心者には、力が要らずスパッと切れる「ギロチンタイプ」が間違いなくおすすめです。
目次
なぜ愛犬は「爪切り」をここまで嫌がるのか?恐怖心の正体

そもそも、なぜ犬はあれほど爪切りを嫌がるのでしょうか。
単なるワガママや性格の問題ではありません。
実は、犬なりの「怖い理由」が必ずあるので、まずはその心理を理解してあげましょう。
足先は神経が集中する「急所」だから
まず知っておくべきことは、犬にとって足先は非常に敏感な場所だということです。
足先には、地面の情報をキャッチするための神経が集中しています。
そのため、信頼していない相手には決して触らせない「急所」でもあるのです。
いきなり足先をギュッと握られると、どうなるでしょうか?
当然、犬は本能的に「危ない!」と感じて手を引っ込めたり、噛み付こうとしたりして防御反応を示します。
過去の「痛み」や「音」がトラウマになっている
また、過去の経験が邪魔をしていることもあります。
一度でも深爪で「キャン!」と痛い思いをすると、犬は「爪切り=痛いもの」と強く学習してしまいます。
さらに、痛みはなくても「音」が原因の場合もあります。
切れ味の悪い爪切りを使った時の「バチン!」という大きな衝撃音や振動が、犬にとっては不快な恐怖として記憶されているケースも非常に多いのです。
拘束される(保定される)こと自体がストレス
最後に、意外と多いのが「保定」への恐怖です。
爪を切るために体を強く押さえつけられること自体に、強いストレスを感じているのです。
「何をされるかわからないのに動けない」という状況が、パニックを引き起こしている原因かもしれません。
つまり、無理やり押さえつけて切ろうとすると、恐怖心が強くなり悪循環になります。
したがって、まずは「痛くない・怖くない」ことを教えてあげることがスタートラインです。
自宅ケアを成功させるための「道具選び」の重要性

もし今、100円ショップの爪切りや、何年も使って錆びついた爪切りを使っているなら、それが失敗の最大の原因かもしれません。
切れ味の悪い爪切りは失敗の元
例えば、切れ味の悪い刃を使うとどうなるでしょうか。
爪をスパッと切断できず、押し潰すようにして引きちぎることになります。
すると、神経に強い痛みと衝撃が伝わります。
これが「パチン!」という嫌な音の正体です。
一方で、プロも使うような切れ味の良い爪切りなら、豆腐を切るように「スッ」と刃が入ります。
そのため、犬は切られたことに気づかないことさえあるのです。
初心者には「ギロチン型」が絶対おすすめ
爪切りには大きく分けて2つのタイプがありますが、初心者には断然「ギロチン型」がおすすめです。
それぞれの特徴を見てみましょう。
- ギロチン型(穴に通すタイプ)
力が伝わりやすく、軽い力でスパッと切れます。
ブレにくいため、狙ったところを確実に切ることができます。 - ニッパー型(ハサミタイプ)
巻き爪や変形した爪には便利です。
しかし、切る瞬間に刃が滑りやすく、少しコツが必要でまた、「切るぞ」という刃の動きが見えやすいため、怖がる犬もいます。
【2026年版】初心者におすすめ!犬用爪切り&便利グッズ5選
「理論はわかったけど、結局どれを買えば失敗しないの?」という方のために、実際に多くの飼い主さんやプロに選ばれているおすすめアイテムを5つ厳選しました。
愛犬の性格や、あなたの「怖がり度」に合わせて選んでみてください。
【切れ味重視】初心者こそ使ってほしい「ギロチンタイプ」

私が最もおすすめするのが、この日本製のプロ仕様ギロチンです。
「初心者なのにプロ用?」と思うかもしれません。
しかし、実は初心者ほど切れ味が良いものを使うべきなのです。
おすすめ理由
ドライバー1本で切れ味の調整ができるほど精巧に作られており、とにかく切れ味が鋭いです。
力を入れずに切れるので、切った時の「パチン」という音が小さく、振動も最小限で済みます。
実際、「爪切り嫌いだった子が、これに変えたら大人しくなった」という口コミが多いのも納得の名品でサイズも小型犬用から大型犬用まで選べます。
【深爪防止】切りすぎを防ぐ「ストッパー付き」

「どうしても血管を切ってしまいそうで怖い…」という不安が手元を狂わせます。
そんな方には、物理的に深爪を防いでくれるガード付きタイプが安心です。
おすすめ理由
刃の奥に金属のプレート(ストッパー)が付いており、爪を一定の長さ以上深く入れられない構造になっています。
「うっかり切りすぎた!」という事故を未然に防げるため、精神的な余裕が生まれます。
【切るのが怖い人へ】削って短くする「電動爪やすり」

「刃物を使うのはどうしても無理!」という方は、爪切りを諦めて「電動やすり」にするのも賢い選択です。
おすすめ理由
回転するヘッドに爪を当てるだけで、少しずつ削れて短くなります。
血管ごとバッサリ切ってしまうリスクがほぼゼロなので、安全性は最強です。
この「Self Trimmer」シリーズは静音設計で、犬が怖がりにくいように配慮されています。
【子犬・超小型犬】細かい作業が得意な「ニッパー・ハサミタイプ」

チワワやヨーキーなどの超小型犬や、生後数ヶ月の子犬の場合、爪が柔らかく小さすぎてギロチンでは穴に入らないことがあります。
おすすめ理由
ストッパーなどの「視界を遮るもの」がないため、子犬の米粒のような極小の爪でも、血管の位置を目視でしっかり確認しながら切れるのが最大のメリットです。
また、文房具のハサミと同じ感覚で使えるため、柔らかい爪も潰さずにサクッと切れます。
刃先が細いため、肉球に食い込みそうな「巻き爪」や、切りにくい「狼爪(親指)」のケアには、大きな爪切りよりも圧倒的にこちらが有利です。
【最終兵器】暴れる子も観念する!?「魔法のハンモック」

「口輪をしても、おやつで釣っても、どうしても暴れてしまう…」
そんな飼い主さんが最後にたどり着くのが、この「宙吊りスタイル」です。
おすすめ理由
犬は足が地面から離れると、踏ん張ることができなくなり、本能的に大人しくなる(フリーズする)性質があります。
「あんなに暴れん坊だった子が、吊るされた瞬間に『虚無』の顔で大人しく切らせてくれた」という成功報告が後を絶ちません。
飼い主の両手がフリーになるので、落ち着いて作業ができるのも大きなメリットです。
【実践】暴れる犬を落ち着かせる「保定」のやり方とは?

道具が揃ったら、いよいよ実践です。
爪切り成功のカギは、実は「切り方」よりも「保定(体の支え方)」にあります。
犬が動かなければ、切るのは簡単だからです。
2人で行うのがベスト!声をかけながらリラックスさせて
もしご家族がいる場合は、2人で協力するのが一番確実で安全です。
- 保定係
犬と向き合い、優しく声をかけながら頭や体を撫でます。
この時、おやつ与えるのも非常に効果的です。 - カット係
爪を切ることに集中します。
こうすることで、「おやつに夢中になっている間に終わっていた」という理想の状態を作ることができます。
1人でやる場合は「高い台」の上に乗せると大人しくなる
一方で、1人でやる場合に有効なのが、「高い台の上に乗せる」という裏ワザです。
犬には「足場が不安定で高い場所にいると、怖くて動けなくなる(大人しくなる)」という習性があります。
例えば、トリミングサロンのテーブルが高いのは、作業しやすくするためだけではありません。
犬を大人しくさせる効果もあるからです。
- 洗濯機の上(必ず滑り止めマットを敷く)
- しっかりしたテーブルの上
- 玄関の靴箱の上
などで試してみてください。普段は床の上では暴れる子でも、高いところだとピタッとフリーズして切らせてくれることが多いです。
※転落には十分注意し、必ず首輪やリードを持って行ってください。
血管を切らない!安全な爪切りの手順と角度

保定ができたら、実際に切っていきましょう。
一番のポイントは「血管(クイック)」を見極めることです。
血管(クイック)の位置を見分ける方法
犬の爪の中には血管と神経が通っており、これを切ってしまうと出血し、痛みを感じます。
- 白い爪の子
光に透かすと、ピンク色の部分が見えます。これが血管です。
したがって、ピンクの手前(白い部分)だけを切ります。数ミリの余裕を残して切るのがコツです。 - 黒い爪の子
外からは血管が見えません。
この場合は、少しずつ輪切りにするように切り進めて、爪の「断面」を確認します。
最初は断面が粉っぽい白ですが、血管に近づくと、断面の中央に「湿ったような白っぽい(または黒っぽい)芯」が見え始めます。
これが出てきたらストップの合図です。
一度に切ろうとせず「角を落とす」イメージで
また、一発で長さを決めようとすると失敗します。
大根の面取りをするように、爪の角(カド)を少しずつ落としていくイメージで切り進めると安全です。
- 真ん中を少し切る
- 尖った両端の角を切る
- 最後にヤスリをかけて丸める
この手順なら、血管を切りすぎてしまうリスクを大幅に減らせます。
もし出血させてしまったら?パニックにならない止血方法

どれだけ注意していても、動いた拍子に深爪してしまうことはあります。
実は、これはプロでも起こり得ることです。
重要なのは、飼い主さんがパニックにならないことです。
「あ!ごめん!血が!」と大騒ぎすると、犬は「何か大変なことが起きた!」と恐怖を感じ、爪切りがトラウマになってしまいます。
【正しい対処法】
- 冷静に: 「あ、大丈夫だよー」と普段どおりの声で声をかけます。
- 圧迫: 清潔なガーゼやティッシュで出血箇所をギュッと圧迫します。
- 止血: 止血剤がある場合は、指先に粉を取り、出血している爪の断面に直接押し込みます。
これだけで血は数秒で止まります。
決して怒ったり、過剰に謝ったりせず、淡々と処置してください。
その後、おやつをあげて「痛かったけど、いいこともあった」と記憶を上書きしてあげましょう。
【必須のお守り】これがないと始まらない「止血剤」

最後は爪切り本体ではありません。
しかし、爪切りとセットで必ずカートに入れてほしいアイテムです。
おすすめ理由
プロのトリマーでも、犬が急に動いて出血させてしまうことはあります。
その時、止血剤があるかどうかが運命の分かれ道です。
出血した爪の先にこの粉をちょっと付けるだけで、嘘のように血が止まります。
「失敗してもこれで止まる」という保険があるだけで、飼い主さんの手の震えが止まります。
結果として、爪切りが成功しやすくなるのです。
一度買えば何年も持つので、コスパも最強のお守りです。
愛犬の爪切りでよくあるご質問
Q. 散歩に行っていれば、自然に削れるから切らなくていい?
いいえ、ほとんどの場合カットが必要です。
確かに、アスファルトの上をたくさん歩く大型犬などは、後ろ足の爪がある程度削れることはあります。
しかし、前足の爪や、地面に接しない「狼爪(親指の爪)」は伸び続けます。
また、室内飼いの小型犬は体重が軽いため、散歩だけでは十分に削れません。
放置すると血管も一緒に伸びてしまい、短く切れなくなってしまうので注意しましょう。
Q. どのくらいの頻度で切ればいいですか?
目安は2週間〜1ヶ月に1回です。
フローリングを歩く時に「カチャカチャ」と音が鳴るようなら伸びすぎのサインです。
ちなみに、一度に短く切るよりも、2週間に1回くらいのペースで「先っぽを少し整える」くらいの方が、血管を後退させる効果があり、犬の負担も少なくなります。
Q. 老犬で寝たきりなのですが、爪切りは必要ですか?
はい、むしろ老犬こそ重要です。
なぜなら、運動量が減ると爪は削れず、どんどん伸びて湾曲していきます。
巻き爪になって肉球に刺さってしまうトラブルが老犬には非常に多いです。
寝ている間に、1日1本ずつでも良いのでこまめに切ってあげてください。
Q. トリミングサロンで爪切りだけをお願いするといくらかかりますか?
500円〜1,000円程度が相場です。
どうしても自宅でできない場合は、無理せずプロに頼みましょう。
ただ、毎月通うと年間6,000円〜12,000円の出費になりますし、通院の手間もかかります。
自宅ケアができれば、その浮いたお金で美味しいおやつやおもちゃを買ってあげられますよね。
「普段は自宅で、暴れる時だけサロン」と使い分けるのも賢い方法です。
【まとめ】無理強いは禁物!信頼関係を守るための頻度とルール

自宅での爪切りを成功させるための最大の秘訣は、「1日で全部切ろうとしないこと」です。
犬が嫌がり始めたら、まだ1本しか切れていなくてもその日は潔く終了しましょう。
「爪切り=嫌なこと」という記憶を残さないことが、次回への成功につながります。
今日は右足だけ、明日は左足だけ、といったペースで十分です。
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まずは、「爪切りを見せるだけ」「足先に触るだけ」から始めて、徐々に慣らしていきましょう。
愛犬との信頼関係を深めながら、焦らずチャレンジしてみてくださいね。