【犬 2歳 反抗期】なぜ急に?|噛む・無視への対処法といつまで続くか徹底解説

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「最近、2歳になった愛犬が急に言うことを聞かなくなった」
「名前を呼んでも無視されるし、目が合うと唸られるようになった…」

今まで素直で良い子だった愛犬の突然の変貌ぶりに、深く悩んでいませんか?

実はその行動の原因は、成犬としての自我が完全に芽生えたことによる「犬の2歳の反抗期(第2反抗期)」です。
しかし、安心してください。この記事で解説する「主導権を取り戻すしつけ術」を実践すれば、その問題は必ず解決します。

なぜなら、私自身も愛犬の激しい反抗期に悩みましたが、この方法を徹底したことで、以前よりも強い信頼関係を取り戻せたからです。

この時期を乗り越えるためには、正しい知識と毅然とした態度が不可欠です。
イライラする毎日から解放され、愛犬との幸せな時間を取り戻しましょう。
自分のしつけで改善しないならプロへの相談が最短ルートです。

なぜ犬は2歳で反抗期になる?成犬としての自我と順位確認

犬が胸を張って堂々と立っている

「もう子犬じゃないのに、なぜ今さら反抗期が来るの?」
そう疑問に思う飼い主さんは非常に多いでしょう。

一般的に、犬の反抗期は生後6ヶ月頃(第1反抗期)だけだと思われがちです。
しかし実際には、「犬 2歳 反抗期」と呼ばれる重要な時期が存在します。

具体的には、多くの犬が1歳半〜2歳頃にかけて「第2反抗期」を迎えるのです。

では、なぜこの時期に再び反抗期が訪れるのでしょうか。それには、主に2つの明確な理由があります。

精神的に大人になり「群れの順位」を確認しているから

まず第一に、精神的な成熟が挙げられます。

子犬の頃の反抗期は、主に「好奇心」や「恐怖心」によるものでした。
一方で、2歳の反抗期は「社会的成熟(大人になること)」に伴うものです。

人間で言えば、ちょうど20歳前後の成人に当たる時期です。
そのため、精神的に成熟した犬は、冷静に群れ(家族)を見渡すようになります。

そして、以下のように考えて飼い主を試しているのです。

  • 「自分は群れの中で、本当に下の順位なのか?」
  • 「この飼い主は、自分の命を預けるに足るリーダーなのか?」
  • 「この指示に従うメリットはあるのか?」

つまり、これまでは素直に従っていたコマンドに対しても、従わなくなるのです。
「今は従う気分じゃない」と自分で判断し、拒否するようになります。
しかし、これは知能が正常に発達した証拠でもあります。

体力がピークに達し自信過剰になっているから

さらに、身体的な充実も大きな要因です。
2歳という年齢は、骨格や筋肉が完成し、犬としての体力がピークに達する時期だからです。
その結果、自分に自信がついているため、態度も大きくなります。

例えば、散歩で他の犬に会っても引かなくなったり、自分のテリトリー(縄張り)を守ろうとする意識が強くなったりします。
要するに、この「根拠のない自信」が、飼い主への「挑戦」という形で現れているのです。

無視や唸りはサイン!犬の2歳反抗期によくある行動チェックリスト

犬が「プイッ」と顔を真横に背けている

愛犬のその行動は、単なるワガママではありません
むしろ、反抗期特有の「試し行動」である可能性が高いです。
したがって、以下のリストを必ず確認してください。

もし当てはまる項目が多い場合、愛犬はあなたとの関係性を再確認しようとしています。
つまり、「犬 2歳 反抗期」の真っ只中と言えるでしょう。

名前を呼んでも「聞こえないフリ」をする

以前は「おいで」で飛んできたのに、急に来なくなります。
チラッと見るだけで動かないこともあります。
あるいは、耳だけピクッと動かしてあからさまに無視をすることさえあります。

これは、典型的な「どこまで許されるかのテスト」です。

ここで飼い主が、何度も必死に名前を呼んではいけません。
なぜなら、「無視すれば飼い主が必死になってくれる(注目を浴びられる)」と誤解させるからです。

結果として、犬に誤った学習をさせてしまうことになります。

おもちゃやご飯を守って唸る(資源の防衛)

「ちょうだい」と言っておもちゃを取ろうとすると、唸られることはありませんか?

低い声で威嚇したり、歯を当ててきたりする行動です。
これは、自我が強まったことで、「自分の所有物は自分で守る」という本能が出ているからです。
特に2歳頃は、所有欲が強くなる傾向があります。

だからといって、「以前は平気だったから」と油断してはいけません。
無理に手を出すと、本気噛みに発展してしまいます。
最悪の場合、大怪我をする恐れがあるため、細心の注意が必要です。

散歩中の引っ張りやマーキングが増える

散歩のルートを自分で決めたがったり、リードをグイグイと強く引っ張るようになります。
また、家の中で足を上げてマーキングをすることもあります。
わざとトイレを失敗したりするのも、自己主張の一つです。
つまり、「ここも僕の場所だ」と強く主張しているのです。

【対処法】主導権を取り戻す!2歳の反抗期に実践すべき3つのしつけ術

が綺麗に「お座り」をして、飼い主の顔を真剣な眼差しで見上げている構図。

では、実際に「犬 2歳 反抗期」にはどう対処すればよいのでしょうか。

基本となるのは、「感情的にならず、ルールを徹底して主導権を握り直すこと」です。

そこで、私が実際に試して効果のあった方法を3つ紹介します。

生活の全場面で「座れ・待て」をさせる(NILIFの実践)

一番の特効薬は、専門用語でNILIF(ニリフ)と呼ばれる方法の実践です。
これは「Nothing In Life Is Free(タダで手に入るものは何もない)」の略です。

ご飯の前だけではありません。
例えば、以下のタイミングでも、必ず「座れ・待て」を指示してください

  • 散歩に出るドアを開ける前
  • おもちゃで遊ぶ前
  • 抱っこする前
  • 首輪をつける前

犬が何かを求めてきたら、必ずコマンドを出します。
そうすることで、「飼い主の指示に従うことでのみ、良いことが起きる」と学習させます。
その結果、崩れかけた主従関係を自然に修復できるのです。

呼び戻しを無視されたら「背中を向けて完全無視」する

名前を呼んでも来ない時に、おやつで釣ってはいけません。
また、追いかけ回すのも絶対にNGです。
呼んでも来ない場合は、即座に背中を向けてください。
そして、部屋を出ていくか、楽しいことを中断します。

いわゆる、「空気のように無視」をするのです。
なぜなら、犬にとって最大の罰は、「大好きな飼い主に無視されること」だからです。
「指示に従わないと、楽しい時間が終わる」と理解させることが重要です。

逆に、呼んで来た時は大げさに褒めてあげましょう。

散歩中は勝手に歩かせず「ついて」を強化する

散歩中に引っ張る行動は、「自分がリーダーだ」という勘違いを助長します。
したがって、引っ張ったらすぐに立ち止まってください。
もしくは、反対方向に歩きます。
そうして、「引っ張っても前には進めない」と教えるのです。

さらに、飼い主の横を歩くことが一番快適だと教えます。
これで、散歩中の主導権を取り戻しましょう。

やってはいけない!犬の2歳反抗期を悪化させるNG行動

飼い主が犬に対して指を差して怒っている、それに対して犬が怯えている

良かれと思ってやっていることが、逆効果かもしれません。
実は、その行動が反抗期を長引かせている原因の場合があります。
そのため、以下の行動は絶対に避けるようにしましょう。

感情的に怒鳴ったり体罰を与えたりする

2歳の犬は知能が高い生き物です。
だからこそ、感情的に怒る飼い主を見て、冷静に判断します。
「リーダーとしてふさわしくない(情緒不安定だ)」と思われるのです。

また、体罰による恐怖支配もいけません。
なぜなら、飼い主の手に対する「防衛的な噛みつき」を誘発するだけだからです。
結果的に、信頼関係は崩壊してしまいます。
したがって、叱る時は現行犯のタイミングで行います。
短く低く「No(ノー)」と伝えるだけで十分です。

要求吠えに応じてしまう

遊んで!おやつ頂戴!と吠えられることがあります。
しかし、これに対して「はいはい」と応じてはいけません。
もし応じてしまうと、犬は「吠えれば人間をコントロールできる」と学習します。

だから、要求吠えがある時は完全に無視してください。
吠え止んで静かになってから、初めて対応します。

家族でルールが統一されていない

一貫性のない態度は、犬を混乱させます。
例えば、「お父さんは厳しいけど、お母さんはこっそりおやつをくれる」という状況です。
これでは、犬は誰に従えばいいのか分かりません。

  • 「ソファには上げない」
  • 「人間の食事は与えない」
  • 「飛びつきは無視する」

このように、家族全員でルールを統一しましょう。

2歳の反抗期はいつまで続く?適切な対応なら数ヶ月で落ち着く

暖かい光の中で犬が無防備にお腹を見せて寝ている

飼い主が一貫した態度なら期間は短い

反抗期の期間には、もちろん個体差があります。
ですが、飼い主が毅然とした態度で接していれば、短期間で終わります。
多くの場合、1ヶ月〜半年程度で落ち着くでしょう。
2歳から始まって、3歳になる頃には落ち着きます。
そして、嘘のように穏やかで、頼もしい成犬になるはずです。

一方で、甘やかしすぎると長引きます。
また、対応がブレてもいけません。
反抗期が終わらずに、「問題行動のある成犬」として定着してしまうリスクがあります。

落ち着いてきたサインを見逃さない

トンネルを抜けつつあるサインがあります。
例えば、以下の行動が見え始めたら、もう少しです。

  • 名前を呼んだ時の反応が早くなる
  • 散歩中に飼い主の顔色を伺うようになる
  • 家の中でリラックスして寝ている時間が増える
  • コマンドへの反応速度が上がる

これらの変化が見えたら、しっかりと褒めてあげてください。

まとめ:犬の2歳反抗期は信頼関係を深めるチャンス

飼い主が犬を抱きしめている

最後に、犬の2歳反抗期の特徴と対処法をまとめました。

2歳の反抗期まとめ
時期 1歳半〜2歳頃
※人間でいう成人前後
原因 自我の確立、順位確認、体力の充実
NG行動 感情的に怒る、要求に応じる、体罰
解決策 NILIF(タダではあげない)の実践
対処法 徹底した「座れ・待て」、無視の活用

犬の2歳反抗期は、飼い主さんにとって試練の時です。
しかし、犬にとっては「本当の家族の一員」になるための通過儀礼でもあります。
「うちの子が変わってしまった」と悲観しないでください。
むしろ、「今がリーダーシップを見せる時だ」とポジティブに捉えましょう。

もし、噛みつきがひどくて怪我をする危険がある場合は、無理をしないでください。 また、どうしても改善が見られない場合も同様です。 迷わずプロのドッグトレーナーに相談しましょう。

プロのアドバイスがあれば、最短ルートで解決できます。
「でも、どうやって信頼できるトレーナーを見つければいいの?」と不安な方は、

こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひご参考にしてください。
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石井 秀平

この記事を書いた人

石井 秀平

エンジニア / ライター| エンジニアとして働きながら、動物に関する情報を発信。過去には犬やうさぎなどのペットと暮らし、魅力や飼育のコツを紹介。動物好きならではの役立つ情報をたっぷりお届け。

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