犬の噛み癖はいつまで続く?子犬の甘噛み卒業時期と効果的な直し方を徹底解説

犬の噛み癖が悪くて困っている飼い主

「うちの子、いつになったら噛むのをやめてくれるの?」

「手が傷だらけでもう限界…」

愛犬との暮らしは幸せなはずなのに、鋭い子犬の歯に悩まされている飼い主さんは少なくありません。特に、狂ったように噛みついてくる時期は「このまま凶暴な犬になったらどうしよう」と不安になりますよね。

結論から言うと、子犬の「甘噛み」は生後6ヶ月〜8ヶ月頃(歯の生え変わり完了)に自然と落ち着くことが多いです。
しかし、適切な対応をしないと一生続く「本気の噛み癖」に発展してしまうことも。

この記事では、犬の噛み癖がいつまで続くのか、噛む理由、そして今日からできる「正しい直し方」と「おすすめ防止グッズ」をドッグトレーナーの視点から解説します。

犬の噛み癖はいつまで?年齢別の傾向とピーク

家具を噛む子犬と困っている飼い主

まず、多くの飼い主さんが最も知りたい「この痛みはいつ終わるのか」という疑問にお答えします。
犬の成長段階によって、噛む理由と対処の緊急度は異なります。

生後2ヶ月〜4ヶ月|甘噛みの始まり

この時期の子犬は、世界を口で確かめようとします。
兄弟犬とじゃれ合いながら噛む強さを学ぶ時期ですが、早期に親元から離された子は加減がわかりません。
この頃の噛み癖は「遊び」や「探索」がメインです。

生後4ヶ月〜6ヶ月|噛み癖のピーク(歯の生え変わり)

ここが最大の山場です。
乳歯から永久歯に生え変わるため、歯茎が強烈にムズムズします。

この時期の子犬が「狂ったように噛む」のは、不快感を解消したいためです。
家具、スリッパ、飼い主の手など、硬いものから柔らかいものまで手当たり次第に噛もうとします。

生後8ヶ月〜1歳以降|習慣化の危険信号

通常、生え変わりが終われば「ムズムズ噛み」は落ち着きます。
しかし、1歳を過ぎても強く噛む場合は要注意。

これは生理現象ではなく、「噛めば要求が通る」「噛むのが楽しい」という学習された行動(悪癖)になっている可能性が高いです。

なぜ狂ったように噛むの?主な4つの原因

おもちゃで激しく遊ぶジャックラッセルテリアの子犬

「ダメ!」と言っても興奮して余計に噛んでくる…。
そんな時に考えられる原因は以下の4つです。

歯の生え変わり(違和感・痛み)

生後4ヶ月〜6ヶ月頃の子犬に見られる、最も生理的な原因です。
人間の子どもと同じで、乳歯が抜け落ちて永久歯が生えてくる時、歯茎が強烈にムズムズしたり、時には痛みを感じたりします。

見極めサイン

  • 小さな歯が落ちている。
  • おもちゃやタオルに少し血がついている。
  • 家具の脚など、硬くて固定されているものを執拗に噛む。

遊びへの誘い・興奮(捕食本能の刺激)

犬にとって「噛むこと」は、本来「狩り」の練習であり、兄弟犬との「遊び」そのものです。
特に飼い主さんの手足は、ヒラヒラ動くため、犬の本能にある「動くものを追って捕まえたい欲求(プレイ・ドライブ)」を強烈に刺激します。

飼い主がやりがちなNG

  • ヒラヒラさせて避ける(→逃げる獲物に見える)。
  • 「キャー!痛い!」と甲高い声で叫ぶ(→興奮させる鳴きき声に聞こえる)。
  • 手で押しのける(→プロレスごっこと勘違いする)。

運動不足・ストレス(エネルギーの爆発)

散歩に行けない雨の日や、留守番が長かった日の夜に「狂ったように」暴れて噛みつくことはありませんか?
これは体力が有り余ってイライラしている状態です。
特に牧羊犬(コーギー、ボーダーコリーなど)や猟犬(ダックス、テリアなど)の血を引く犬種は、ほんの少しの運動では満足できません。

見極めサイン

  • 突然部屋中を猛ダッシュする(通称:ズーミーズ)。
  • 散歩から帰ってきた直後や、寝る前の時間帯に興奮しやすい。

恐怖や防御(「嫌だ」のサイン)

このケースは「しつけ」では直せません。
犬からのSOSです。
体に触られるのが痛い、怖い、あるいは「自分のおもちゃを取られる!」と感じた時に、身を守るために噛みます。
これを「飼い主への反抗」と勘違いして叱ると、犬はさらに恐怖を感じ、噛みつきが悪化(本気噛みへ発展)します。

見極めサイン(噛む前の警告)

  • 白目を見せる(ホエールアイ)。
  • 鼻にシワを寄せる、唇をめくる。
  • 体が固まる(フリーズ)。
  • 自分の鼻をペロペロ舐める(カーミングシグナル)。

犬の噛み癖を直すには?効果的な3つのステップ

子犬に噛むおもちゃを与えて褒めている飼い主の手

噛み癖を放置して自然に直ることは稀です。
今日からできる具体的な対処法を実践しましょう。

噛まれた瞬間に「痛い!」と短く伝え、遊びを中断する

ダラダラ説教するのは逆効果です。

歯が当たった瞬間に、低めの声で「痛い(またはNO)」と短く言い、即座に部屋を出て1〜2分無視してください。

「噛むと大好きな飼い主さんがいなくなる(つまらないことが起きる)」と学習させることが重要です。

「噛んでいいもの」と交換する(代替行動)

犬の「噛みたい欲求」自体は止められません。
手を噛もうとしたら、すかさずおもちゃを口元に持っていき、「こっちなら噛んでいいよ」と教えます。おもちゃを噛んだら、大げさなほど褒めてあげてください。

エネルギーを十分に発散させる

「狂ったように噛む」時は、体力が余っていることが多いです。

散歩の時間を延ばす、頭を使う知育玩具を与えるなどして、心地よい疲れを与えてあげると、家の中での噛みつきは激減します。

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絶対にやってはいけないNG行動と叱り方

犬に対して指をさして感情的に怒っている飼い主

良かれと思ってやっていることが、実は噛み癖を悪化させているかもしれません。

マズル(口輪)を掴んで叱る・叩く

古いしつけ本には「マズルコントロール」が推奨されていましたが、素人が行うのは危険です。
飼い主の手=怖いものと認識し、防御のために本気で噛みつくようになります。
体罰は百害あって一利なしです。

名前を呼んで叱る

「ポチ!ダメ!」と叱り続けると、自分の名前=悪いことの前触れと学習してしまいます。
呼び戻しができなくなる原因にもなるので、叱るときは名前を呼ばないのが鉄則です。

高い声で騒ぐ

女性や子供に多いですが、「痛いー!やめてー!」と高い声で逃げ回ると、犬は獲物を追う本能(プレイ・ドライブ)が刺激され、余計に興奮します。
対応は常に「低く、短く、冷静に」がポイントです。

噛み癖対策におすすめの神アイテム5選

しつけと並行して、便利なグッズを活用するのが噛み癖卒業への近道です。
ここでは、Amazonで高評価かつ、噛みたい欲求を安全に満たしてくれるアイテムを厳選しました。

KONG(コング) ブラックコング M

【最強の留守番パートナー】

世界中のドッグトレーナーが推奨する定番アイテム。
中にフードやペーストを詰めることで、犬は中身を取り出すことに夢中になります。

「手や家具を噛むより、コングを噛んでいる方が美味しいし楽しい」と教えるのに最適です。
特にブラックコングは噛む力が強い犬種でも壊れにくい耐久性が魅力。

ビターアップル (Bitter Apple) スプレー

【噛んでほしくない場所への最終兵器】

犬が嫌うリンゴの苦味成分(無害)を配合したしつけ用スプレーです。
天然成分なので舐めても安心で即効性が高いのが特徴です。

家具の脚やスリッパ、リードなど「絶対に噛まれたくないもの」にスプレーしておきます。
犬が口に入れた瞬間に「うわ、マズい!」と学習し、そこを噛まなくなります。

北海道産 鹿の角 (半割り)

【天然のデンタルケア&ストレス発散】

硬いものを噛みたい欲求が強い時期に最適です。
プラスチックのおもちゃは誤飲が心配ですが、鹿の角は削れながら少しずつ小さくなるため比較的安全で 非常に長持ちするのでコスパが良いです。

さらに、歯石除去効果も期待できます。

アドメイト (Add. Mate) ナチュラルコットンロープ

【飼い主との引っ張り合いに最適】

手を噛んできたら、すかさずこのロープを口に突っ込んで「引っ張り合いっこ」に持ち込みましょう。

狩猟本能を満たすことができ、飼い主とのコミュニケーションも深まります。
コットンの繊維が歯の汚れを絡め取る効果も。

ニーナ・オットソン トリーツ・ゲーム

【頭を使って疲れさせる知育玩具】

「体力が余ってイライラして噛む」という子には、頭を使わせるのが一番です。

パズルを解かないとおやつが出てこない仕組みで、15分の知育遊びは1時間の散歩に匹敵するほどの精神的満足感を与えます。
噛むこと以外に集中力を向けさせます。

まとめ|噛み癖は「成長の証」であり「しつけのチャンス」

成長して落ち着いた犬と笑顔で寄り添う飼い主

▼ 今回紹介した商品

商品名 特徴・効果 タイプ・素材 詳細
ブラックコング M 🐾 最強の耐久性!留守番の相棒に 天然ゴム 解説へ
ビターアップル 🐾 家具への噛みつき防止に即効性 苦味スプレー 解説へ
北海道産 鹿の角 🐾 長持ちコスパ◎ 歯石ケアも 天然エゾ鹿角 解説へ
コットンロープ 🐾 親子の絆を深める「引っ張り合い」 綿100% 解説へ
トリーツ・ゲーム 🐾 脳トレで心地よい疲れを与える 知育玩具 解説へ

犬の噛み癖、特に子犬の時期の甘噛みは、成長過程で必ず通る道です。
「いつまで続くの?」と絶望したくなる時もありますが、生後6ヶ月頃の歯の生え変わり完了とともに落ち着くケースが大半です。

重要なのは、その期間に「人を噛んではいけない」と根気よく教え、噛んでいいおもちゃという逃げ場を作ってあげることです。

愛犬が噛んでくるのは、あなたと関わりたい、遊びたいというサインでもあります。
正しい対処法とお助けグッズを上手く使って、愛犬との「痛くない」楽しい生活を取り戻しましょう!

まずは、今日紹介したグッズの中から、愛犬の性格に合いそうなものを一つ試してみてください。
驚くほど落ち着く時間が手に入るかもしれませんよ。

モジャ

この記事を書いた人

モジャ

元工場勤務/現デザイナー|犬猫との暮らしに役立つアイテムや情報をわかりやすくまとめている編集担当。 ペットの悩みに首をつっこみすぎて、気づけば今日も一本記事が生まれています。

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